「家計の見直しは固定費の節約から」ということで、現在、我が家は各種固定費の削減に取り組んでいます。
今回の記事では「スマホ代」の見直しについて経験を踏まえてお伝えします。
携帯は夫婦とも社会人になった直後にドコモを使い始めたので、20年超のユーザーでしたが、息子がスマホを持つようになり、家族でドコモだとスマホ代が馬鹿にならないので、MNP(ナンバーポータビリティ)で格安SIMへ移行することにしました。
大学時代は最初はポケベル、その後PHSを買ったけど家でも大学でも電波が微妙だったな~。そう考えると中学生がスマホを使うなんて隔世の感があるよ。
ドコモのスマホ代は高いのか?
さて、実際家族でドコモを使うとスマホ代は高いのでしょうか?
ドコモ解約直前の我が家の利用状況は、夫婦2人がギガライト、息子はギガホプレミア(U30ロング割適用)でした。
ギガライトは「みんなドコモ割(家族3回線以上がドコモ利用)」で1,100円割引、「ドコモ光セット割」で最大1,100円割引、「dカードお支払割」で187円割引があります。
※なお、金額はすべて税込にしています。以下も同じです。
ギガホプレミア(U30ロング割=学割)の場合、先ほどの「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」「dカードお支払割」と「U30ロング割」の適用で、最大6ヶ月間は1,078円、7ヶ月目~30歳までは、3GBまで2,618円、3GB超で4,268円となります。
我が家の場合は夫が3~5GBの使用で3,278円。
私(妻)が1GB未満の使用で2,178円。
息子が3GB未満の使用で、6ヶ月以内の利用だったので980円。今後も使い続けた場合の想定ということで、ここでは2,618円としておきます。
したがって、家族では月8,074円となります。
1年後くらいには娘のスマホ代がプラスされるので、その時は月10,692円となります。
正直もう少し高いかなと思ってたけど、それほどでもなかった感じがするね。
「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」「U30ロング割」が適用できると、結構割引されるからかしら。
割引の適用状況によっては、ドコモに留まる方が安い方もいらっしゃると思うので、すぐに移行せず、しっかり検討してみてください。
ドコモに留まっていた制約3つ
実は以前から、ずっとドコモから格安SIMに移りたいなとは思っていました。
ただ、制約が3つ程あってなかなか実現しなかったのですが、ようやくそれが解決しました。
制約① メールアドレス
今どきの人は最初からGメールを利用したりして、携帯会社のメールアドレスへの執着なんてないと思うのですが、私にとっては携帯会社の変更によって、ドコモメールが使えなくなるというのが大きい問題でした。
20年以上使い続けたので愛着もあるし、親や親族が登録しているからそれを変更させることがとても難しそうだったし、昔の知り合いからメールが来るかもしれないし。。。
それが令和3年12月に「ドコモメール持ち運び」サービスができて、ドコモ回線解約後も、ドコモメールを引き続き利用できるようになりました。
解約後、31日以内に申し込みが必要で、月額330円かかりますが、ドコモのメールアドレスを残しておきたい方には朗報だと思います。
制約② キッズケータイ
娘にはドコモのキッズケータイを持たせているのですが、そもそもキッズケータイプランを申し込む際は、ファミリー割引グループの副回線として加入することが条件となっていました。
このためスマホを使用する家族全員(娘を除く)が他社へ移動すると、娘のキッズケータイの契約も解除しなくてはならなくなるということになるのですが、あいにく娘のキッズケータイ(SH-03M)がeSIM型だったので、一緒に乗り換えづらいということがありました。
ただこれも令和3年8月に「ファミリー割引グループの副回線として加入すること」という条件が撤廃され、家族がドコモ回線を持っていなくても、子供だけ「キッズケータイプラン」(月550円)で継続できることになりました。
報道発表資料 : 「キッズケータイプラン」の申込条件を変更 | お知らせ | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
制約③ ドコモ光
最後はドコモ光です。どうせドコモを出るのだから、光回線も一緒に安いものに変えてしまいたいなと思っていました。
ところが、我が家は「戸建て1ギガタイプB」で、2年定期契約にすると月1,650円安いので、当然そちらにしていました。
この契約を無料で解約できるのは契約満了月と翌月、翌々月のみで、それ以外は14,300円の解約金がかかってしまいます。
我が家の契約満了月が令和4年1月ということで、無料で解約できるのは、2年間のうち、この1~3月だけということで、ちょうどよいタイミングとなったわけでした。
なお、ドコモ光にMNP解約を申し込んだ際に「ペア回線との紐づけを解除するか」と聞かれ、解除しないでよいですと返しましたが、光回線の工事が想定より遅くなり、スマホのMNPの期限が迫ってくるという事態が発生しそうになりました。
月初めの時点でペアリングがされていれば、月の途中でペアを外しても「光セット割」は適用されるようですので、なるべくドコモ光のMNP申し込みの際にペアを解除しておいた方がよいと思います。
ちなみに我が家がドコモ光をやめて「enひかり」に移った経緯は以下の記事をご覧ください。
イオンモバイルのシェアプランにMNP
さて、ドコモを出る準備が整ったので、いよいよMNPです。
リサーチの結果、我が家が一番安く利用できるのはイオンモバイルという結論に達しました。
何と家族3人で20GBをシェアするプランで、月額2,728円です。10GBもあれば足りるかなとは思っていましたが、金額が110円しか変わらないので、とりあえず20GBにしておきました。
ほとんど一人分の料金だね。安い。安すぎる。
余ったギガは翌月まで繰り越せるので、かなり余りそうなら翌月のプランを少なめにすればよいようです。
ちなみに家族4人で20GBをシェアする場合だと、音声利用料、追加SIM利用料がそれぞれ220円増えるので3,168円となります。驚くべき安さですね。
シェアプラン乗り換え時の注意点
我が家ではドコモは夫婦それぞれの名義でした。ただイオンモバイルのシェアプランは同一名義での申し込みしか受け付けていません。
このため乗り換え前にドコモでどちらかの名義に統一することが必要です。ただし、名義を変更する場合、dアカウントの変更が発生し、メルアドも違うものになってしまいます。このメルアドはそれまでのものに変更することはできますが、これまでのドコモメールは消失してしまいます。なお利用者の変更がなければdアカウントもメールアドレスもメールも引き継げるようです。(例:息子が社会人になったのを機に、これまで親が所有していて息子が利用者登録されていた回線を息子に名義変更する場合など)
夫名義に変更したせいで、せっかくドコモのメルアドを残したのに、これまでのメールは消えてしまいました。ご注意ください。
お得な乗り換え方法
①エントリーパッケージを利用する
イオンモバイルに乗り換える際には、以下の3つの方法があります。なお、いずれの場合でもSIMカード代金(事務手数料相当額) が1回線につき3,300円必要となります。
・イオンモバイル店舗での申込み
・イオンモバイル公式サイトでのWeb申込み
・イオンモバイル店舗でエントリーパッケージを購入しWeb申込
これらのうち、エントリーパッケージを購入するパターンでは、Web申込み時にパッケージに記載のコードを入力して申し込むと、2000WAONポイントが貰えます。
ただしシェアプランで複数回線申し込む場合でも、パッケージは1枚しか利用できないので、たくさん購入しないようにご注意ください。
エントリーパッケージの利用方法は下記のリンクをご覧ください。
②紹介コードを利用する
店舗でもWEBでもかまいませんが、購入時にイオンモバイル契約者の紹介コードを利用すると1000WAONポイントと1GBクーポンを貰えます。
ご家族やご友人にイオンモバイルユーザーがいたら紹介コードを貰ってみてください。もしいらっしゃらない場合は、ツイッター等で検索すると見つけられますが、すでに使用されていて、コードが使えないことも多い様です。
私の紹介コードは下記の記事に貼っておきますので、よかったらご利用ください。
③ポイントサイトを経由する
最近話題の「ポイ活」ですが、イオンモバイルもポイントサイトを経由して契約すれば1000円分程度のポイントを貰えるのでお得です。
まとめ(注意すべき点)
イオンモバイルに変更したおかげで、スマホ代を大幅に節約できました。
ただ使ってみて少し注意すべき点もあったので、お伝えしておきます。
①実家や娘との電話で通話料が発生
ドコモではファミリー割引のグループを設定すれば、家族間通話無料だったので、その感覚のまま、実家の母と電話しあっていました。
結果、お互いの通話料が合計で2,500円も取られていました。娘(キッズケータイ)との電話でも通話料がかかるので、こうした点は注意が必要です。
②通勤車内やお昼時にネットが混雑
たくさんの人が使う時間帯はネットにつながりにくくなります。
4月は新宿のオフィスにいることが多かったけど、昼はほとんど接続できず、ダウンロードしておいたYouTubeや映画を見たりしていたよ。
やっぱりドコモに比べたら、そのあたりは格安SIMの宿命かも。でもWi-Fiと併用している分にはほとんど困る場面がないかな。
スマホ代の節約を検討している方に、この記事が参考になれば幸いです。