虹の親の楽得ライフ

~子供の教育にまつわるエトセトラ~

低学年の子供に携帯ゲーム機を与える是非について

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先日dポイントクラブの「新生活サン!サン!キャンペーン」で付与されたドコモの期間限定dポイントで任天堂のnew3DSを購入したことをお伝えし、その記事でまさかのバズが発生したこともお伝えしてきました。

 

そんなバズをもたらしてくれた「我が家が3DSを買ったこと」をママ友に話したら、「小2にゲーム機って早くないかな?」と言われました。

実はこのあたりは買う前にある程度そういう話は出るだろうなと思って、事前に色々考えましたし、ネットでも調べましたが賛否が分かれていて、結局はそれぞれの家庭のスタンスというところに落ち着いてしまっているようです。
ですからゲームを持たす持たせないは親の価値観に基づいて、それぞれの家庭で判断しないといけない事柄だとは思います。ただ反対・賛成それぞれの意見については判断の参考になると思いますのでお知らせしたいと思います。

 

低学年の子供が携帯ゲーム機を持つことについて

反対(買わない方がいい)理由

・子供は外で体を動かして遊ぶのが一番大事。
・ゲーム機を持ってない子を仲間外れにするような子とは遊ばない方がよい。
・成績が下がる
・視力が下がる 

賛成(買ってもいい理由)

※買った方がよいのではなく、あくまで「買ってもいい理由」

・一人だけ不所持では仲間外れになる。
・親子でゲームのルールを決めて、守ることも社会勉強の一つ。
・子供の頃からそうした物との付き合い方、管理の仕方を学んでおいた方が後々スマホを持つ段階よりもルールを決めやすい。
・持っていないと外で他の子のものを借りたりして、かえって親が管理できない。
・重要なコミュニケーションのツールの一つ 

自分の子供の頃

兄たちの影響もあって女子ながらスーパーマリオブラザーズやドラゴンクエストなども時間を決めてやっていました。
据え置きのゲーム機だったからか、そんなに依存することもなかったですし、外での遊びは遊びでちゃんとしてました。 

 

我が家の結論

正直まだ早いかなと思っていたんですが、先日幼稚園時代のお友達で集まった時、男の子たちはみんな持っていて、持っていないと何だか輪に入れず可哀想でした。
そして自分の子供時代を振り返ってみても、そこまで依存することはないんじゃないかなという気持ちもありました。
それでとりあえず購入することにしたんですが、今のところ小学校の同級生は3DSで遊んでいる子もいれば秘密基地を作ったり、鬼ごっこをしたり、ベイブレードをしたりという子も多くいる状況ですので、外に持って行かせることはせず、勉強の後に少しとか、旅行の移動中にやらせたりということにしようと思います。
その上で、1日30分(もしくは1時間)というルールが守れる、お友達の大半が3DSで遊び始めた、といった状況になったら持たせるようにするつもりです。 

 

各種調査結果 

なお、各種調査でも携帯ゲームと学力の関係について考察されています。

①平成26年度全国学力・学習状況調査

こちらの調査対象は全国一斉ということで規模は大きいんですが、6年生が対象なので必ずしも低学年に当てはまるとは言えません。
それでも1日のテレビゲームの時間が短いほど、すべての教科で平均正答率が高い傾向がみられるそうです。

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まあこれは当たり前というか、1日に3時間以上もゲームをしていたら、勉強する時間がなくなるので、成績が低いのはわかります。
ただ「全くしない」子と「1時間未満」の子ではほとんど大差はないようです。

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②朝日小学生新聞の2016年調査

https://asagaku.com/osirase/press/img/20160720.pdf

こちらの調査では
・ゲームを楽しんでいる子と禁止されている子では成績に違いがない
・ゲームをする子の方が家族や友達とのコミュニケーションが多い
・そもそも、これだけ社会に根付いているゲームから子どもたちを遠ざけることは現代では難しいので、よいものとして積極的に取り入れていくという考え方が必要
としています。その上でゲームのルールは
①親が一方的に決めず、親子で話し合ってお互い納得して決めることで
子どもの家庭の中での社会性が芽生える。
②昔は「ゲームは1日1時間」と言われていたが、今の子たちは忙しいので1時間はできない子もいるが30分では満足できないので週末まとめて遊ぶなど、子どもの置かれている状況、環境に合ったルールを決める。
③決めたルールは親が厳しく言って守らせるのではなく、子どもに自ら管理させ、それを親に報告させる。これによりゲーム外のコミュニケーションも生まれる。
④ルールを破った際の罰則を決めるより、守れた時にほめる。
というのがいいそうです。

こちらの調査は小1~小6の男女723人で、各学年男女それぞれ60人ずつというところなので、標本数として足りているのかというのが疑問ですし、小学生新聞を取っている家庭というのは元々教育熱心だろうというのを差し引く必要があるかとは思いますが、ゲームは勉強との両立を妨げるものではないとは言えそうです。

 

いかに家族でルールを作って守らせるかというのが一番のポイントと言えそうですね。