「世界が変わった」で「マイルも変わる?」 投資の神様バフェットが保有する全航空株を売却!

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「投資の神様」として日本でもファンが多い、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイが5月2日に年次株主総会を開催し、保有していた米航空株を全て売却したことを明かしました。

今後、日本にもこの影響が及ぶのでしょうか?

 

バークシャー・ハザウェイ株主総会での発言

総会当日に発表されたバークシャーの20年1~3月期決算はコロナの影響により、アップルなど保有する上場株の評価損が膨らんで、最終損益は497億ドル(約5兆円)の赤字と、過去最大の損失となりました。

それでも、バフェット氏は米国株に強気の姿勢を変えておらず、01年9月の米同時多発テロ、08年の金融危機など数々の困難を克服した歴史を「米国の奇跡」と紹介して、中長期的には米国が成長し続けるとし、米国株投資について以下の見解を示したということです。

決して米国の成長に逆らうような賭けをしてはいけない

しかし、その一方で、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空の米大手エアライン4社の株式をすべて売却したと明かし、新型コロナの感染拡大に対して、次のとおり発言しました。

(航空会社にとっての)世界が変わった

“The world has changed for the airlines. And I don’t know how it’s changed and I hope it corrects itself in a reasonably prompt way,”
“I think there are certain industries, and unfortunately, I think that the airline industry, among others, that are really hurt by a forced shutdown by events."

バフェット氏は2月にデルタ株をいったん買い増していますが、この時期はアメリカがコロナについて「対岸の火事」といった雰囲気の頃。
このことについて「間違いだった」と認め、「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な見方を示しました。

なお、バフェット氏は原油価格の先行きについても弱気で、石油開発会社は「(今の原油か価格で)掘っても採算が合わない」と述べ、原油価格の低迷が続き、エネルギー会社の債務不履行が相次げば、株主が損失を被るのは避けられないとの見方も示しました。

www.nikkei.com 

 

 

JAL・ANAのマイルはどうなる?

「投資の神様」と称されるバフェット氏の発言と、エアライン全株の売却は、おそらくJALやANAの株価、ひいては経営環境にも大きな影響をもたらすのではないでしょうか。

 

前回の記事で、ANAがもし経営破綻したらマイルはどうなるということを、過去のJALの破綻事例をもとに考察しました。

おそらくマイルは保全されるだろうという結論で、バフェット氏の発言を受けても、それは変わりません。

www.nijihaha.net

ただし、航空需要の減少により、エアラインの淘汰、減便が進むことになれば、貯まっているマイルを使おうにも特典航空券の枠が狭すぎて、まったく予約が取れないなんてことも出てくるのかもしれません。

保有しているマイルの出口戦略を真剣に検討しておく必要があるのかもしれません

新型コロナの影響が随所に表れてきているのを日々感じています。

世界が新型コロナを克服して、平和に外出や旅行ができた日常に早く戻れるよう祈るばかりです。