3月に乗り換えたばかりの「enひかり電気」。
4月の請求額がとても安くて記事にしたところでしたが、やっぱり値上げとなってしまいました。
enひかり電気料金改定(2022年7月利用分以降)
4月の電気代についての記事がこちらです。
東京電力よりも月額4,200円も安くて喜んでいましたが、やっぱり調達価格が高騰していて、値上げのお知らせが来ました。
平素より、「enひかり電気」をご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、2022 年 7 月 1 日ご利用分より「enひかり電気」の料金改定を実施致しますので、お知らせいたします。昨年末頃より、エネルギー資源価格の世界的な高騰や、世界情勢の影響もあり、日本電力卸市場等から調達する電力価格が大幅に上昇し、現在も不安定な状況が続いております。弊社ではこれまで、様々な収支改善策を実施してまいりましたが、現在の料金体系での販売継続が困難であると判断し、やむを得ず、電気料金の改定を実施させて頂きます。お客様には安心して「enひかり電気」をご利用いただけるよう、引き続きコスト削減に努め、資源価格や国際情勢等、電力市場を取り巻く環境が安定次第、改めて適正価格に改定したいと考えておりますので、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
■改定内容
以下の通り、従量料金について料金改定を実施いたします。
なお、基本料金の改定は行わず、燃料費調整につきましてもこれまで通り行いません。
このまま「enひかり電気」を継続した方がよいのかな?
enひかり電気の新料金を検証した結果
今回の料金改定で東京電力エリアの料金は1kwhあたり4.2円高くなり、25.5円となりました。これは20%値上げということで、かなりのマイナス要因です。
とはいえ、東電や他の新電力で徴収されている燃料費調整額は相変わらず徴収しないという点は助かりました。
※通常、電気料金は、基本料+従量料金±燃料費調整額+再エネ賦課金で構成されますが、
「enひかり電気」は燃料費調整額を算入していません。
それでは今後、東電や他の新電力との価格差はどうなるのか見ていきましょう。
①VS「東京電力」
直近1年間の電力使用量を使って、「東京電力」との電気代を計算してみたところ、「enひかり電気」の方が年間27,000円安いという結果となりました。
基本料金、従量料金の単価の違いに加えて、燃料費調整額2.97円の差が大きくなっています。なお燃料費調整額は7月以降は4.15円と更に高くなります。
東京電力の料金とほぼ同じになるのは、あと4円値上げした場合ということがわかりました。
②VS「楽天でんき」(5月末現在:新規申し込み停止中)
さて、次は楽天モバイルの0円プラン終了や、ポイントプログラムの改悪など、何となく後出しジャンケンの多い印象のある楽天の「楽天でんき」との比較です。
5月28日現在も新規申し込みは停止中になっている「楽天でんき」ですが、こちらは6月以降の料金から改定されることになっていて、東京電力エリアだと、基本料金は0円据え置き、従量料金が1kwhあたり26.50円から29.45円となります。
上昇額、上昇率とも「enひかり電気」よりは低いです。
ただし、燃料費調整額は東電と同様に1kwhあたり2.97円で、7月以降は東電と同様に値上げされますので、今のところ「enひかり電気」の方が圧倒的に安い計算です。
今回の値上げで、「楽天でんき」は「東京電力」とほぼ同額になる見込みです。
③VS「ENEOSでんき」
今回比較した中で意外といいなと思ったのが「ENEOSでんき」でした。
基本料金、燃料費調整額、再エネ賦課金は「東京電力」と同じで、従量料金はかなり低めの水準です。今のところ値上げや新規募集停止の発表もされていません。
こちらで計算してみたところ「enひかり電気」の方が年間で1万円程安かったです。
まとめ(検証結果を踏まえて)
我が家はとりあえずはこのまま「enひかり電気」を継続することにしました。
ただ、「ENEOS」という大手が経営していること、「enひかり電気」に加入するためには光回線を「enひかり」にしなくてはならないことというハードルを考えると、友達に紹介するなら「ENEOSでんき」かなと思いました。
各家庭でそれぞれ条件が違うので、比較サイトを使って自分で探してみるのもよいかもね。
給料は上がらないのに、円安やロシアのウクライナ侵攻などによって、物価は上がってきています。こんなときこそ固定費の縮減をして、筋肉質な家計を作ることが大切です。
電気代、スマホ代、インターネット回線の見直しについて、下記のとおり記事にしておりますので、参考にしていただければ何よりです。
【電気の見直し】
【光回線の見直し】
【スマホ代の見直し】