新型コロナに対しての神奈川県医師会さんのメッセージに共感しました。
多くの方に医療従事者のみなさんのお気持ちを知ってほしいと思います。
そして面白おかしく取り上げるマスコミ、無責任なワイドショー、コメンテーターには猛省を促したいです。
皆さん、一緒に考え、一緒に闘いましょう
https://kanagawa-med.or.jp/images/02-皆さん、一緒に考え、一緒に闘いましょう.pdf
「皆さん、一緒に考え、一緒に闘いましょう
新型コロナ感染症は、今まで出会ったことのないウイルスですから、正直怖いです。
しかし、恐怖はウイルスよりも、もっと怖いです。
恐怖は、デマを拡散したり、買い占めが起こったり、感染を特定の人々のせいにしたりして、私たちをパニックにします。
医療関係者でも怖いのですから、県民の皆さんが怖いのは当然のことと思います。戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、子供、孫、親はいます。
そして恋人もいます。その愛する人たちに、うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職という使命の中で戦っています。
そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれないという、悲しみとも戦っています。
そうです。皆さん、この困難に立ち向かっている人、すべて同じです。
一人ひとりが賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決して傷つけないように、正しい情報に基づいた冷静な行動をするようにしてほしいのです。
皆さんの生活を守るため、警察や消防や役所の人たち、食品や日用品を扱うスーパーやコンビニの人たち、鉄道やバスなど人や物の輸送に関わる人たち、電気やガスなどエネルギー供給に関わる人たち、とてもここに書くことができないさまざまな人が、この緊急の社会を恐怖と困難の中で支えてくれています。
闘いは、長くてつらいかもしれませんが、みんなで手を取り合っていきましょう。 」
ごまかされないで、間違った情報に
https://kanagawa-med.or.jp/images/04-ごまかされないで、間違った情報に.pdf
「ごまかされないで、間違った情報に
この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。本当は誰もわからないのです。過去の類似のウイルスの経験のみですべてを語ろうとする危うさがあります。
そして専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道があります。
視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い時こそ、慎重に考えてください。
実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。
危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。
第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間はありません。
出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。」
「無責任なコメンテーター」
宮根さん、坂上さん、玉川さん、この声が届いていますか?
「出演している医療関係者」
岩田さん、岡田さん。コメンテーターと一緒に政府批判をしている場合ではないんです。その知見をみんなのために役立ててください。
批判は後からいくらでもすればいい。安倍さんがダメなら次の選挙で自民党に投票しなければいい。
でも、今はこれからどうすればよいのか、どうすれば乗り切れるのか、みんなで一緒に考えて、乗り切っていきましょう!