にじ父です。
5月28日が償還日だったみんなのクレジット。28日は日曜だったので、月曜日に何度もスマホでマイページを見るものの、現在の運用中金額は0円になっているのに一向に払い戻し可能残高には反映されず。これは終わったかなと思っていました。
みんなのクレジット問題とは
みんなのクレジットは「資金が必要な事業者」と「個人投資家」をインターネット上でのソーシャルの仕組みを使って結びつける「ソーシャルレンディング」というサービスです。
預金利息や、株式配当に比べかなりの高利回りなことに加え、ちょびリッチをはじめとしたポイントサイトで、ポイントばらまきを行っていたので、かなり投資(投機?)した人もいたはず。私も不安を抱きながらも参加してみました。
① 高額ポイント案件「みんなのクレジット」に乗ってみました ちょびリッチ
そうしたら案の定、平成29年3月24日に証券取引等監視委員会が株式会社みんなのクレジットを検査した結果、問題が認められたので、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、行政処分を行うよう勧告しました。
証券取引等監視委員会が挙げた問題点
ア 貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
複数の不動産事業会社等に対し貸付けを予定しているかのような表示をしていたが、実際はほとんど親会社に貸し付けていた。
イ 担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
貸付先から不動産若しくは有価証券の担保を受け入れ、返済が滞った場合には、担保権の実行により貸付金の回収を図るとしていたが、貸付先のほとんどが親会社のグループで、設定された担保の大半がその未公開株式となっていたり、担保が設定されていない貸付けも存在していた。
ウ ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当されている状況
既に償還された17本のファンドの償還金の原資を検証したところ、10本について、他の償還期限が到来していないファンドの資金が償還金に充当されている状況が認められた。
エ キャンペーンにファンド出資金が充当されている状況
ファンドの募集を開始して以降、キャッシュバックキャンペーンと称して、顧客に現金を還元しているが、当該現金還元の原資を検証したところ、親会社が貸し付けたファンド出資金が当社に還流して充当されている状況が認められた。
オ 代表がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している状況
代表は、当社が甲に貸し付けたファンド出資金について、甲の社員に指示を出し、自身の預金口座及び自身の債権者に送金させている状況が認められた。
カ 親会社グループの増資にファンド出資金が充当されている状況
親会社グループの一部の会社は、グループの他の一部の会社を引受人とする増資を行っている。当該増資については、ファンド出資金がグループ内で貸付け、借入れが繰り返された後に充当されている状況が認められた。
キ ファンドからの借入れを返済することが困難な財務の状況
ファンド出資金の最大の貸付先である親会社が、平成28年5月末から同年11月末の間、毎月多額の損失を出し続け、累積赤字を増加させており、同年8月末から同年10月末においては債務超過の状態にあったことを認識していた。親会社は、同年11月末、増資により債務超過状態を解消しているが、一方で、同年5月以降、ファンドから毎月多額の資金を借り入れていたことから、同年11月末時点における短期借入金が流動資産を大きく上回る状況となっている。
また、平成28年11月末時点におけるグループ全体の財務状況についても、短期借入金の総額が流動資産を大きく上回っている状況となっていることから、ファンドからのグループへの貸付けは返済が滞る可能性が高い状況と認められる。
正直完全にアウトですよね。融資希望者への貸し付けではなく、親会社への貸し付けで、それを原資にキャンペーンや、償還金に使っているんだから、遠からず破綻するのが明らかだったのでしょう。しかも11月末時点で返済が滞る可能性が高い状況だったのに、その後ますます募集額を大きくして3月を迎えていましたからね。そんなわけでもう投資したお金は返ってこないだろうと半ばあきらめていたわけです。
③ ちょびリッチ経由で投資したみんなのクレジットはどうなる?
現在までの状況
ところがなんと4月28日に満期を迎えたファンドの償還が行われました。ただその後も自主的休業を続けるということで、休業から廃業ではなんて思っていました。
④ みんなのクレジットは明日から新規募集を再開するのか? 28日には償還案件あり!
⑤ みんなのクレジットはやはり自主的休業を続けるとのことでした
そんな中、冒頭のように、5月29日になったのに一向に払い戻し残高に反映されないので、これは完全にアウトかなと思ったわけです。
ところが帰宅後ヤフーメールを見ると、こんなお知らせが。
元本償還の入出金処理で確認作業に時間がかかりマイページで確認できるのは明日(5月30日)となっていました。
そして30日に口座を見るとようやく払い戻し可能額に元本分が計上されていました。
ということで早速払い戻し依頼をかけました。
31日現在まだ銀行口座には反映されていないのでまだ安心はできませんが、とりあえずほっと胸をなでおろしています。
みんなのクレジット投資の結果
結局、みんなのクレジット案件ではちょびリッチで18000円分のポイント、みんなのクレジットのキャンペーンで6000円、税引き後2943円の配当から2度の振込手数料1512円を引いて、25431円の黒字ということになりました。
10万円の投資で実質的な資金拘束が7カ月だったので、年利回りに換算すると43.5%ということになりました。
結果だけみれば投資は大成功なんですが、やはり釈然としないですね。
それにまだ償還されていない方も大勢いらっしゃいますので、皆様に無事元本が戻るのを願うばかりです。
失ったはずのお金でSPGアメックスの発行検討
最近陸マイラーさんのブログで、SPGアメックスのすごさが色々書かれていて、いいなーと思って読んでいました。
- スターウッド プリファード ゲスト®「ゴールド会員資格」
- 世界で使える無料宿泊特典
- スターポイントを宿泊特典に交換
- マリオットゴールド会員
- リッツカールトンゴールド会員 などなど
本当に垂涎ものです。
ただ年会費が31000円+消費税なんて高額なカードは正直敷居が高くって。入会特典で17000スターポイント貰え、自分で自分を紹介すれば更に10000スターポイントをもらえると多くのブログで書かれていますが、つい先日アメックスゴールドを解約したばかり。なんてタイミングが悪いのか。。。
でもここでふと思ったのが、「どうせなくなったと思っていたみんなのクレジットの10万円が戻ってくるのなら、勢いで申し込んでみようかな」ということ。
というわけで、かなりSPG申し込みに気持ちが傾いています。
しかも駆け出し陸マイラーさんの記事によると他の方からの紹介でも27000スターポイントが付与されるとのお話も。
27000スターポイントだとマリオットだと3倍で81000ポイントになって、ティア5のホテルに3泊できちゃうのかな?
来年ホーチミンに行きたいと考えているので、そうすると
Renaissance Riverside Hotel Saigon なら3泊できそうだし(子供の添い寝が二人までOKなら)、軽く年会費の元は取れそう。
これで心はほとんど決まってきましたが、もうちょっと詳細に検討してみたいと思います。