にじ父です。
昨日家族で「としまえん」へと行ってきました。今日明日にはその記事を妻がアップするはずだったのですが。。。
家で荷物と家族を降ろして、さて車を返却しようとお店へ向かっていたところ、ある道が工事で通行止め。迂回して迷い込んだ細い路地で右折する際、フェンスと樹木の奥に細い電柱が隠れていて、何だか嫌な音が。
外へ出ると右後方のドアにへこみと擦り傷がありました。。。
さあこうした場合どう対応すべきで、どのような費用が発生するのでしょう?
1 事故時の対応
どうする?
もちろん、「たたかう」でも「ぼうぎょ」でもありません。
「にげる」は言語道断です。
しいていえば「どうぐ」で携帯電話を使うでしょうか。
①警察への通報
対人事故であれば、まず負傷者の救護、安全確保が先ですが、今回のような対物の場合は、まず警察への通報が必要です。今回は110番に連絡したところ、最寄りの交番から警官さんが来られました。
②レンタカー店へ連絡
レンタル時に渡されるガイド等に従ってレンタカー店に連絡します。
事故の状況や警察へ通報済みであること、自走の可否などを伝えます。
③所有者への連絡・謝罪
民家のフェンスに突っ込んだら、当然ちゃんと自分で挨拶に行くべきですが、今回は電柱。どうしたものかと思いましたが、警官さんと一緒に現場の見分を行ったところ、電柱は特に傾くといったこともなく、近隣にも停電、通信障害等は発生していないようでした。
正直電柱の傷が多すぎて、「かなりの台数がぶつかっていますね」と苦笑いされていました。
どうやらNTTの電柱(電信柱)だったようで、警察の方から伝えてくれるとのことでした。それにしても東京電力は電力柱、NTTは電信柱と同じ電柱でも名称や機能が違うんですね。中には両方の機能を持つ共架柱もあるそうです。
発生する費用
①対物損害
レンタカー屋さんから聞いたところでは、電柱の建て替え等が必要になれば工賃も含めて50万円超を請求されるなんてケースもあるそうです。
②車両損害
レンタカーの修繕費が必要になります。今回の工事は見積もりを取らなければわからないらしいですが10万円くらいかかるかなということでした。
③休業補償(ノンオペレーションチャージ)
車両の修理等が必要になった場合、その期間の営業補償として、事故車が自走可能な場合は2万円、自走不可能な場合は5万円ということが多いようです。
レンタカーの保険でどこまでカバーされるのか?
通常レンタカー借り受けに含まれる保険では、対人・対物は無制限、車両は時価、人身傷害は1名3000万が限度ということが多いようです。ただし対物・車両は免責額5万円となっています。
免責額とは
免責額というのは、 少額の損害に対して保険会社が支払いを免れる額ということで、これで保険料が安く抑えられています。確かにちょっと枝に引っ掛けたからと、1万円くらいで保険適用だと、保険会社の人件費や事務費が高くついてしまいますもんね。したがって、今回の事故では対物、車両の5万円ずつと、休業補償の2万円の計12万円が最大の自己負担額になるわけです。
免責補償とは
では、レンタカーを借りる時、よく免責補償に加入されますかと聞かれますが、これは何かというと、1日あたり1000円ほどの費用で先ほどの免責額の支払いをしなくてよいというオプションです。
以下はスカイレンタカーさんのHPからお借りしました。
免責補償という言葉から、これに加入しないと損害が発生した場合、かなり賠償額が多くなるのではなんて考えがちですが、実際には一般車で最大10万円の自腹を受け入れるか、それを避けるために1日あたり1,000円を払うかどうかとなるわけです。(ノンオペレーションチャージは免責保証の対象とはなりません)
実は自分もこれまであまり免責補償について深く考えていず、付けていましたが、今回調べてみて、免責補償って入る必要があるのかなと思ったりしました。このあたりは今後また記事でも書こうかなと思います。
何はともあれ、今回は免責補償にも入っていたので、かかる費用は休業補償分のノンオペレーションチャージ(NOC)の2万円で済むかなと思っていましたが、残念なことに、今回のレンタカー会社の免責補償では、電柱やフェンスへの衝突は自損事故扱いで、免責補償を受けられないという規約になっていました。
妻の一言に救われる
ということで、電柱の状況と修理の内容によりますが、最大で12万円、おそらく電柱は大丈夫なので最大7万円の支払いとなる見込みです。
せっかく安いレンタカーを借りたというのに…。
かなりへこんで帰宅して、妻に顛末を説明すると、
「確かに大金だけど、死角に電柱じゃなくて小さい子だったら完全にアウトだったんじゃない。それが電柱は壊れてないみたいだし、車のドアだけで済んだんだから、まあ大厄にしては軽く済んでよかったんじゃないの」と言ってくれて、だいぶ気分が楽になりました。
考えてみれば、みんなのクレジットで失ったと思っていたお金が無事に戻ってきたと思ったら、結局それが今回の支払いの原資になるというわけで、なんとも「禍福は糾える縄の如し」です。今度はいいことがあるといいな~。