2018年の夏休みは子連れ(小3息子・小1娘)でマレーシアのクアラルンプール(&マラッカ)に5泊6日の旅行に行ってきました。
この旅のなかで、1泊2日でマラッカへと行ってきました。
「深夜特急」で見たマラッカの夕日
マレーシア旅行に向けて気持ちを高めるために「深夜特急」の本とDVDを見返していた際に心惹かれたマラッカの夕日。
大沢たかおさんが一生懸命走ってようやく見ることができた夕日。
せっかくマレーシアに行くなら、ぜひともマラッカの夕日をこの目で見たいと思ったのでした。
夕日スポットはマラッカ海峡モスク
どうやら「深夜特急」で大沢たかおさんが夕日を見ていた場所は現在はない様子。
そこで、「マラッカ 夕日」で調べたところ、マラッカ海峡モスク(Masjid Seltat Melaka)がベストスポットだとか。
ということで、我が家もマラッカ海峡モスクに行くことにしました。
交通手段
マラッカ海峡モスクは、マラッカの中心地からちょっと離れたところにあります。歩いていこうとすれば1時間近くかかるなんて話も。
ここは素直に車に頼るしかありません。
ただし夕日が出る前に行って、沈んだら帰るということを考えると、チャーターして、現地で待っていてもらうのが無難。
という訳で、我が家はオランダ広場付近でタクシーに声を掛けてみました。
すると50RM(1,358円)で行ってくれるという運転手さんが。ちょっと高いのかもしれませんが、チャーターなんだからこんなものかと考えました。
「Grab」という配車アプリに登録していれば迷わず使っていたのでしょうが、この時点では使っていませんでした。(むしろここでの経験から使うことになったのですが、それはまた別の話。)
ちなみに、マラッカで夕日の時間はいつくらいなんだろうと調べても、探すことができなかったので、ここからは撮影した写真をもとに、大体の時間を明記していきたいと思います。参考にしていただければ嬉しいです。
ちなみに訪問日は2018年8月11日(土)です。
17時45分頃 オランダ広場でタクシー乗車
この運転手のおじさんは、「I can't speak English」というので、こちらも「Me too」などと返して雑談。子供には車載液晶で幼児向けのDVDを見せてくれようとする、なかなか良さそうな方でした。ただ英語が出来ないという点で、あまりタクシー会社からもよい待遇を受けていないのか、サイドミラーが壊れている、シートも穴が開いている、くたびれた車でした。(考えてみれば、何でこの車に声を掛けたのでしょう…)
17時58分頃 マラッカ海峡モスク到着
オランダ広場からは10分ちょっとで海峡モスクに到着。
おじさんは「じゃあこのあたりに停めて待ってるから」と言うことで、お金を渡すことなく別れました。帰りに我々が違うタクシーで帰ったらどうするつもりだったんでしょう?
それにしてもまだまだ明るいです。本当に1時間くらいで夕日は沈むのでしょうか。
18時10分頃 チャードル着用
モスクに入るには女性は顔以外の部分を隠すチャードルという服を着用しなくてはいけないそうで、向かって左手にある更衣室のクローゼットにかかっているチャードルを着用します。こちらは無料です。
男性も短パンだと声を掛けられ、着用させられていました。男性は右手の更衣室です。
ただで民族衣装体験みたいな感じで得した気分ですが、ちょっと暑苦しかったです。
娘も着用しましたが、子供だからか、数が少ないせいなのか、脱がされてしまいました。家族で着ているところを写真で撮りたかったのに。ということで後ほど更衣室で娘に着させて撮ってみましたが…。
18時30分頃 モスク見学終了
正直なところ、それほど見どころのなかったモスク内の見学を終え、チャードルを返し、トイレを済ませ、たくさんの人が集まっているモスク東側の海岸へ移動しました。
ちなみに更衣室にもトイレはありましたが、裸足で利用しなくてはいけない感じだったのでパスして、海岸に近い方にある外のトイレを利用しました。お金も不要なトイレでしたが結構きれいでした。
18時44分頃 海岸の最前列へ
まだ日がちょっと高いせいか、そこまで人は多くなく、海側の最前列(岩場ですが)に陣取ることができました。
19時2分。暮れなずんでます。
19時9分。子供たちは飽きはじめていて、「早くしないとタクシーの運転手さんが帰っちゃうよ」としきりに言っていました。
19時13分。そろそろでしょうか。
19時15分頃 真ん丸な夕日
こんなに真ん丸な夕日は初めてかもしれません。
「深夜特急」よりもいい夕日が見られました。
ついつい井上陽水さんの「積み荷のない船」を口ずさんでしまいます。
19時16分。完全に沈むにはもう少しというところでしたが、あいにく下の方に雲がありました。
19時20分頃 タクシーへ
タクシーのおじさんとは19時までに戻るという約束だったので、本当はこの後のモスクのライトアップが綺麗なようですが、慌てて戻りました。
(ライトアップのフリー素材がなかったので、興味のある方はぜひ検索してみてください。)
そうしたらおじさんは完全に爆睡中。ノックしても起きる気配がありません。後ろのタクシーのドライバーさんと目が合うと、彼が思いっきりドアを叩いて起こしてくれました。
もっとゆっくりでもよかったかな。
19時35分頃 ジョンカーストリート入り口
スタート地点にほど近い、ナイトマーケット開催中のジョンカーストリート入り口で、さあ支払いというところで、おじさんがまさかの「50RMはチャーター代で、往復は20RMだ」と主張されました。
ここまで一度もそんな話は出なかったのに。そしてこちらは少し長く待たせてしまったので、30RMくらい多めに払おうと思っていたところだったんですが、これを聞いてすっかり興醒めしてしまい、「話が違う」と少しわたりあったものの、結局70RM(1,900円)を支払いました。
何だかちょっと切ない気分になりました。
まとめ
最後はちょっと料金トラブルはあったものの、2時間近く拘束していたんだから仕方ないところではありました。これも良い経験ですね。
とにかくマラッカの美しい夕日をこの目に焼き付けることができて大満足です。
マラッカは日帰りツアーで訪れるのもよいかもしれませんが、この夕日とナイトクルーズは、1泊してでも味わう価値があるものだと感じました。
クアラルンプールに旅行を予定されている方はマラッカにも足を運んでみてはいかがでしょうか。