にじははです。間もなく東日本大震災から丸7年を迎えます。
私の実家は岩手県の盛岡市ですが、父の転勤の関係で小学生の頃に1年間だけ、県内の山田町という三陸地方に住んでいたことがありました。
夫と結婚後にも一度訪れて、美味しいホタテを食べました。
そんな山田町もやはり津波により大きな被害を受けて、とてもショックを受けたものでした。
ただ、あれだけの大災害だったにもかかわらず、子育てに追われながら日々を過ごしているうちに、当時抱いた強い防災への意識が何となく希薄になってしまっている気がします。
そんな中、ちょっと都内に用事があって出かけた際に、とても興味深い冊子を見つけたので皆様にも知っていただきたいと思いました。
その冊子がこちらの「東京くらし防災」です。
「東京くらし防災」とは?
「東京くらし防災」には「都民が自然体で、日常生活の中で、無理なく取り組める防災対策や、避難所における授乳や防犯対策などの被災生活の様々な課題への対処法」が掲載されています。
「都民」とありますが、もちろん我が家のような「千葉県民」が参考にしても全く問題ありません。他県の皆様もぜひ参考にしちゃいましょう。
「女性視点の防災ブック」編集・検討委員会が発行協力されているということで、これまでにありそうでなかった冊子になっています。
特徴
①親しみやすいイラストやキャラクターを活用して、生活のシーンごとに暮らしの中でできる防災対策を紹介
- 出かけるときの防災
いつもの通勤・通学路でのチェックポイントや外出時の安全性の高いスタイルを紹介 - 片付けでできる防災
食器の重ね方の工夫や調理器具は使用後にすぐにしまうこと、出入り口までの動線の確保や、穴を開けなくてもできる家具転倒・落下・移動防止対策を紹介
②被災者の体験談も盛り込み、被災時の困難な生活状況下で少しでも安全安心に生きる知恵と情報を紹介
- 在宅避難での食事と料理
- 避難所での暮らし方
着替えや洗濯干しは専用スペースで、避難者も役割分担を - 避難所での防犯
複数人で行動して身を守る、子供だけの環境は作らない - 避難所でのペットとの過ごし方
掲載内容
巻頭特集 いますぐできる! 15のこと 『BOUSAI LIFE TOKYO』
いつもの暮らしの中で始めやすく、「こういうことでも防災に繋がるのか」と、読んだ人が気づきとなる対策を紹介
第1章 はじめよう、たすかる暮らし方
日々の暮らしの中で実践できる事前の備え
第2章 覚えておこう、発災時の基礎知識
災害が起きたときに落ちついて行動するための基礎知識
第3章 想定しよう、被災後の暮らし方
被災後の状況下で少しでも安全安心に生きる知恵と情報
東京都のホームページでPDF版の閲覧ができます。
設置場所
PDFはとりあえずどういうものかを見るのにはいいですが、やっぱり見づらいです。
ということで冊子版ですが、都立・区市町村立の施設や、都内の店舗事業所9,000か所程度に設置されています。設置場所については下記で確認してみてください。
※専用ラックに入っています。
電子書店で無料ダウンロード
冊子はほしいけど、東京に行く用事がないという方は電子書店でのダウンロードはいかがでしょう。
以下の電子書店で無料でダウンロードできるということです。
- iBooks Store
- eBookJapan
- 紀伊國屋書店Kinoppy
- Kindle Store
- Google Play ブックス
- COCORO BOOKS
- コミックシーモア
- CDJapan
- セブンネットショッピング
- DMM.com
- dブック
- Digital e-hon
- ニコニコ静画
- Neowing
- ひかりTVブック
- BOOK☆WALKER
- ブックパス
- BookPlace
- ブック放題
- BookLive!
- honto
- 漫画全巻ドットコム
- music.jp
- Yahoo!ブックストア
- 楽天Kobo
- Reader Store
Amazonで見てみましたが、kindle版は確かに無料でした。
ダウンロードされる方はこちらからどうぞ。
まとめ
1時間くらいあれば読めちゃう冊子でしたが、実際に被災された方の感想や、妊娠・乳幼児育児中などの女性視点も取り入れられていて、とても参考になるな~と感じました。
2018年2月9日には政府の地震調査委員会が南海トラフ巨大地震の今後30年以内の発生確率を「70〜80%」に引き上げました。
大地震はまたいつ発生するかわかりません。そのときになって困らないように皆様もぜひ万全の備えをしていただければと思います。
最後にレスリング女子金メダリストの吉田沙保里さんが出演されている「東京くらし防災」PR映像もあわせてご覧ください。