夏休みにも感じたんですが、この冬休みにもまた発生した違和感。
実は小学校一年生のあにっちの通知表が休み前に貰えないんです。
自分の経験からてっきり小学校というのは休みに入る前に学期が終わるものだと思っていましたが、我が市の小学校は2学期制を採用しているんです。
じゃあいつ前期が終わったのかというと10月7日(金)。そして体育の日の3連休を挟んで10月11日(月)にはもう後期開始。これってそもそも2学期制??
夏休みにはにじ父、にじ母それぞれのじじばばから「つうしんぼ、どうだった?」と聞かれ、あにっちはきょとんとしていました。この頃はあにっちは通知表の存在すら知らないですからね。
そして、この年末年始もまた同じことを聞かれることでしょう。
この2学期制ってそもそも何のため?と疑問に思い、市の昔の資料を見ていたところ、2学期制のメリット、デメリットを学校教育部長が議会で答弁している資料がありました。
それによるとメリットは
①始業式や終業式、学期末短縮の削減で時間が確保され、学校生活全体にゆとりが生まれ、その時間を活用し、基礎、基本の定着を図るきめ細かな学習指導や習熟度別の学習指導によりわかりやすい授業の展開がなされるようになる。
②各学期の長期化により弾力的な教育課程の編成や行事の見直しとともに指導と評価方法を見直す機会となり、校内研修が充実する。その結果、教職員の研修意欲が向上し、指導方法の工夫、改善が図られている。
デメリットは、
①前期課程の途中に夏季休業がある。
②通知表が3回から2回になり、児童生徒の学習意欲の維持と児童生徒の気持ちの切りかえに影響する。
⇒対策として、夏休中に適切な学習課題を宿題設定して学習の継続性を維持すること、保護者面接を設けることで家庭での学習や生活が充実。中学校では、中間テストや期末テストなどの定期テストの回数が減る場合には、日常の評価をきめ細かく行うことや実力テスト等を行い、改善を図る。
うーん、結局ゆとり教育で減っていた学習時間を取り戻すということなんでしょうか。でも前期と後期が近すぎて何となく実感がわかないというか、じゃあいっそ1学期制でもいいんではなんて思ったりして。
やっぱり昔の、良くても悪くても通知表をもらって長い休みに入るというのが一番しっくりくる気がします。